小型犬あるある

小型犬・室内犬のよくある悩み3選

小型犬を飼っている方が「涙やけ」「犬のにおい」「 毛並みが悪い」ことに悩まれています。

病気でないか心配になりますよね。涙やけの対処法、においが臭い時の改善策、毛並みが悪い時の改善策について見ていきます。

  • 涙やけがひどい
  • においが臭い
  • 毛並みが悪い

今回は、小型犬によくある涙やけ、におい、毛並みにの悩み別について、それぞれ、ご紹介します。

涙やけがひどい

丸く澄んだ黒目は潤んでるいるもので、いつも涙の潤いを保ちながら目の表面を守っています。

涙は目を保護する目的だけてはなく、犬の鼻を触るとしっとりと濡れてるのは、涙が鼻に潤いを与えているからです。

 

とくに毛色がクリームカラーやホワイトカラーの子が涙やけになると、目の下や周辺の毛色が赤茶色に変わるほど涙があふれ出ることがあります。

涙やけはなぜ起こるの?

『涙の量が増えたこ』と『鼻涙管が詰まる(流れが滞る)』ことが考えられます。

涙やけは「流涙症」という病気です。本来、犬の涙が排出される過程は①~⑤の順となります。

①涙腺

②涙小管

③涙嚢

④鼻涙管

⑤鼻

 

何らかの原因があって、涙の量が過剰分泌されて涙が止まらない状態になります。

涙の量が多くなる原因

  • 花粉、体質的にアレルギー
  • 逆さまつげ
  • まぶたが内側に向いている
  • からだの構造上の問題
  • ほこりなどの異物混入
  • ドッグフード
  • 目の炎症による病気など

花粉などアレルギーが原因であった場合の対処法

アレルギー検査で花粉やハウスダストのアレルギーと分かったら、ゲージの中や部屋をこまめに掃除をしたり、新しい空気を入れかえるなど、清潔な環境作りが必要です。

 

逆さに生えたまつげが原因である場合の対処法

角膜に傷がつかないように、ピンセットで生えてくる「まつげ」を抜き目薬を継続して行います。

逆さまつげを見つけたら、一度動物病院へ連れていきましょう。

 

まぶたが内側に向く眼瞼内反症が原因だった場合の対処法

眼瞼内反症は先天性によるものが多く、ケガなど後天的に起こることもある病気です。

結膜炎がきっかけで発症することも、内側にめくれたまぶたと一緒に毛も眼球に触れてることで刺激を受けて涙が増えます。

軽度ではまつげを抜きますが、まぶたの巻き込みの程度がひどいと、まぶたを元の位置に戻す手術を行います。

1歳までに発症しやすく、目やに、涙が増える何かにこすりつける姿が見られたら病院で診てもらいましょう。

 

生まれつき鼻涙管が細い、からだの構造上が原因だった場合の対処法

鼻涙管が詰まり閉じてしまケースでは鼻涙管の洗浄がおこなうこともあります。

 

小型犬のなかでも目と鼻の距離が近い犬種は、からだの構造上の理由で「涙点や鼻涙管」が詰まりやすく、涙があふれやすいため涙やけにかかりやすいです。

 

ほこりなどの異物が原因だった場合の対処法

目の異物を目薬で流してあげる、または、ぬるま湯・水で濡らしたガーゼで拭き取ります。

取れない場合は無理に触らず、病院で取り除いてもらいましょう。

 

食事が原因だった場合の対処法

涙には脂質が含まれていて、高たんぱく質のご飯は胃腸で消化しきれず体内に溜まります。

開封したドッグフードは1ヶ月以上たつと酸化が始まり、酸化すると毒素に変わり悪影響を及ぼします。

酸化を遅らせるために、小分けにして密閉して保存し空気に触れないようにする方法があります。

ドッグフードを買い替える、もしくは手作りのごはんを与えてみる。今食べているものと新しいものを混ぜて徐々に切り替えていきます。

においが臭い

犬に関する悩みの中で「におい」が上がることは多いものです。

「においが臭い」時に、どんな原因臭いのか、では、どうすれば改善できるのか見ていきましょう。

 

においの元はどこから?

犬のにおいが臭く感じるのは「体臭」「口臭」「便臭」がにおいの元と言われています。

体臭は汗からくるにおい

犬の足の裏(肉球)からサラサラとした汗を出す「エクリン汗腺」と全身にある汗腺から脂の汗を出す「アポクリン汗腺」という2種類の汗腺があります。

 

特有のにおいが発生する原因は「アポクリン汗腺」の影響があるからです。

 

「アポクリン汗腺」から分泌される汗にはたんぱく質や皮脂が混ざり、酸化した汗と犬の皮膚に元々いる菌と反応することで強い体臭になります。

改善策

人間のように犬は毎日お風呂に入れないため、どうしても毛ににおいが付着しやすいのです。

春から夏は汗をかきやすいシーズンにかけては、シャンプーの回数を増やしてみる(例えば、月1を2回にする)。

体臭を消そうとしてシャンプーの回数を増やすほど、「皮膚のバリアの低下を招き皮膚の病気要因と反対に体臭が臭くなる」ため、洗いすぎには注意をしてください。

 

使うシャンプーは洗浄力が強くない「低刺激タイプ」がおすすめです。

シャンプー後は、雑菌の繁殖がしないようにしっかりと水分を吸いとりドライヤーで乾かしましょう。

次のシャンプーまでの間ににおいが気になったら、蒸しタオルを利用してにおいを軽減することができます。

 

口臭は食べかすや歯肉炎などの歯周病の発生からくるにおい

食べかすが歯の隙間に残っていると、歯垢や歯石が作られてると、雑菌も繁殖するため歯周病になり口臭がきつくなります。

人間より歯石が溜まりやすく、早ければ数日で歯石に変わってしまうので、歯磨きをしてあげることが重要です。

 

口臭チェックの方法は、ガーゼで犬の歯を擦ってみて、においの有無を確認、もしにおいがなければ、体内に原因がある場合もあります。

においが異常にきつい、ツンとした臭いがしたなどあれば、糖尿病や腎臓の病気が原因で発生しているかもしれません。

 

改善策

毎食後が理想ですが、毎日は大変だと思うので、数日に1回のペースで(週に2~3)「犬用の歯磨きグッズ」を使いデンタルケアすることをおすすめします。

 

口臭の原因が、歯垢や歯石でない時は、病気の可能性があるため獣医の診察を受けましょう。

 

便臭は腸内環境からくるにおい

善玉菌が減少して悪玉菌が増えると腸内環境のバランスが崩れて、腸内で悪玉菌が出す毒素を血液が吸収、体臭や口臭にもなります。

 

悪玉菌が作り出す腐敗臭が便となって排出された時に臭いにおいを放ちます。

脂質やたんぱく質を摂りすぎると体臭もきつくなるだけでなく腸内環境のバランスが崩れます。

 

改善策

悪玉菌を減らすためには、良質なドッグフード、サプリメント、無添加のドッグフードなどの食事を取り入れたり、ヨーグルト、食物繊維の多い野菜を適量食べさせるのもいいでしょう。

 

また、普段通りの食事に足りない栄養素を補いバランスよく食べさせてあげると腸内環境を整えることは有効です。

 

毛並みが悪い

犬の毛並みが悪い状態とは、どんな状況を指すのかと言いますと、「毛がパサパサしている」「毛にツヤがなくなる」ことです。

パサパサしてツヤが最近なくなってきたなって時に確認したいのが、内側からの要因と外側からなのか見ていきましょう。

 

内側の要因

良質なたんぱく質は摂れていますか?

毛並みが悪くなるのは、ドッグフードと関係しているとも言われています。食事内容を変更して毛並みが改善したケースは少なくないようです。

 

トウモロコシや小麦が主原料となったドッグフードは安価な値段で販売されています。

穀物はかさましに大量に使われることがあるのです。

 

穀物が多いドッグフードを食べて続けると、消化不良を起こし、腸できちんと栄養分が吸収されず、毎日食べていても体に必要な栄養素が毛まで届きません。

そのため、毛並みが悪くなる・抜け毛が増えるようになります。

 

袋の裏に一番最初に記載されている文字が一番多く入ってる食材となります。

犬に必要なのは良質な「動物性タンパク質」で、健康的な体作りには良質の肉や魚など動物性のものから摂取するのが自然で健康的です。

 

改善のためには

動物性タンパク質が含まれているのは重要、しかし、必要な栄養素はまだたくさんあります。

不飽和脂肪酸、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどバランスよく配合されているか確認しましょう。

植物や魚に含まれるオメガ6脂肪酸、オメガ3

脂肪酸 、しそ油、ひまわり油、アーモンド油、コーン油、ごま油、イワシ(青魚)油などが入ったものがおすすめです。

 

油には動脈硬化の予防や抗炎症作用・悪玉コレステロールコレステロールを低下させるなど、毛並みの改善以外にも効果が期待できます。

 

外側の要因

パサパサの毛並み・ツヤのない毛並みを保つには、日々のブラッシングがとても大切、ただブラシでとくだけで皮膚と毛の健康管理に繋がります。

 

毛並みの美しさがいつまでも続くようにするためには皮膚も健康でないといけません。

ブラッシングは毛玉予防、血行促進、毛についたゴミや汚れ、一緒にノミ・ダニを絡とることもできます。

 

ブラシはマッサージ効果にもなり、毛根に適度な刺激を与えると、栄養が届きやすきなり毛並みの改善に効果があります。

欠かさずブラッシングをしていると皮膚の異常にも気づくことができます。

 

ブラシの種類が豊富なので、犬の毛の長さに、毛質に合ったものを選ぶようにしましょう。

 

 

まとめ

涙やけは、ただ涙がたくさん出ているわけではなく、何らかの原因があります。

涙が目の周りを湿らせ濡れたままは、雑菌の繁殖によって病気になることもあるので早く病院へ連れていきましょう。

 

犬自身がお風呂に入ったり、歯磨きしたり、食事の管理はできないので、飼い主さんが定期的なお手入れと管理することが重要です。

食事やブラッシングでなかなか改善しない場合は、病気の可能性もあるたむ早めに病院へ受診してください。

 

 

 

 

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