トイプードルの寿命はどれぐらい?健康を維持するポイント

小さくてクルクルとした毛並みは、まるでぬいぐるみのようなトイプードル、飼いやすく常に人気が上位の犬種です。

家族として迎え入れた時から、少しでも長い時間を過ごしたいと願う感情は芽生えるものです。
トイプードルの寿命を知り、長生きをするためのコツを学びましょう。

• トイプードルの平均寿命
• トイプードルの健康維持するポイント

今回の記事は、トイプードルの寿命について、健康維持して暮らすためのポイントをご紹介します。

トイプードルの平均寿命

子犬から成犬になり、やがてシニア犬と年月を重ねていきます。

人間の寿命が延びたように、犬の寿命も長くなりました。

《愛犬トイプードル(小型犬)と人間の年齢表》

さまざまな犬種があるなかトイプードルは、小型犬の部類に入ります。

トイプードルと人間との年齢を比較した表をご覧ください。

引用元:獣医師広報板

2歳を境に1年ごとにプラス4才ずつ年を取っていく計算になります。

トイプードルの平均寿命12～15年を人間に換算さすると64～76才です。

子犬期である生後1ヶ月～1年間で成犬に成長し、人間に例えると、赤ちゃんが1年で17歳の高校生となるのです。

あくまで目安ではありますが、犬の全体の平均寿命は約10～13歳前後と、大型犬と比べると小型犬は約5～6年前後長生きする傾向にあると言われています。

トイプードルの平均寿命は約12～15年前後と言われていて小型犬のなかでも、比較的寿命が長い犬種だそうです。

長生きするとはいえ、どの犬にも当てはまるのは、日々の「健康管理」「食事内容」飼育の方法で寿命が大きく変わってきます。

人間より「カラダが老化するスピード」と「年齢をかさねていくスピード」が圧倒的に早いのです。

トイプードルも飼育環境によって、20歳を越えることも珍しくありません。

加齢についての研究結果で、骨密度が高いことや筋肉量の低下速度がゆるやかが長生きに繋がるとされています。

ギネス世界記録でNo1になった犬

ギネス記録で正式に公認された、世界で一番長く生きた犬をご存知でしょうか?

世界最高齢の記録をもつ犬のブルーイーくん、オーストラリアではポピュラーなオーストラリアン・キャトル・ドッグという牧羊犬です。

ブルーイーくんは、牧羊犬として飼い主と一緒に暮らしました。

1910年～1939年11月14日天寿を全うしました。

その驚く寿命は、なんと29歳と160日!

オーストラリアン・キャトル・ドッグの平均寿命は12～14歳ということなので、2倍以上も長生きしたということになります。

引用元:Wikipedia

トイプードルの世界最高齢

世界最高齢で保持者のトイプードルはみなさん何歳だと思いますか?なんと!20歳298日という記録が現存されています。

1993年～2014年5月18日天寿を全うしました。

どう暮らしかなど詳細について、わかりませんでしたが、その名は「シーマス」アメリカ在住だったことだけ判明しました。

引用元:Wikipedia

昔より寿命が長くなった理由とは

今から30年前は犬の寿命は3～4年、昭和の終わり頃10年前後、2000年頃には13～14年と寿命が延びてきました。

「全国犬猫飼育実態調査」の資料によると、

平成30年犬全体の平均寿命14.29歳、超小型・小型犬の寿命が長い

と、報告されています。

引用元:一般社団法人 ペットフード協会

昔は現在のようにワクチンの普及がしていなかったことから、感染症で命を落とす犬は少なくありませんでした。

今はワクチンも普及し、医療技術が向上したことで、私たち人間と変わらない医療器機があり設備の整った病院も増えたことが一因しています。

そして、ペットフードの質も向上やサプリメント、犬に合わせた適切なドッグフードが登場したり、ペット保険サービスが普及などにより、少しずつ寿命が延びてきました。

日頃のケアに加えて、そうした技術やサービスをうまく利用していくことで、愛犬が少しでも元気に長生きできるようになります。

トイプードルのシニアは何歳から始まるの?

一般的に7～9歳になると老化が始まると言われているのですが、いきなり7歳になったら＝シニアに突入でもありません。

トイプードルの7歳は44歳、人間でいうなら、まだ体の言うことが聞き、健康で体力もある頃です。

個体差があるので、目安として7～9歳と幅があります。そのため、7歳以上をシニアの扱いとされます。

愛犬の様子を観察しながら、8歳を迎えたら、これまで以上にケアを始めて健康管理のため定期検診をうけるようにしましょう。

トイプードルの健康を維持する5つのポイント

若いうちは免疫も高く、病気になる確率が少ないのですが、人間と同じように歳を重ねると体力も落ち、免疫も下がります。

8歳頃から(人間の年齢で48歳)病気の発症リスクも高まり、日々の生活習慣が影響してきます。

愛犬の健康を維持してサポートするポイントを5つご紹介します。

運動や散歩で心身を保つ

運動・散歩不足はストレスがたまり、物など噛み壊す、ムダ吠えを助長させてしまいます。

トイプードルの骨は厚みがとても薄く、わずか2～3ミリ、高い位置からジャンプするだけで骨折した実例があります。

トイプードルの骨は弱く「割りばし」とも言われています。

しかし、ある程度運動で走り回ったり、散歩でたくさん歩くことは健康にもよく、足の筋肉・骨を丈夫にしてあげることで寿命を延ばすきっかけにもなります。

トイプードルは好奇心の塊で活発な性格、飼い主さんとはもちろんのこと、他の犬と遊ぶのも大好きです。

散歩時間が30分では物足りない子もいるようです。その場合は、飼い主さんの判断で散歩を続けて構いません。

足の病気を患っている場合、長時間歩くと関節が悲鳴をあげてしまうため、回数を2～3回にわけて短時間で済ませてましょう。

無理はいけないので、愛犬の様子を見て散歩時間を調節してください。

オーラルケアに力を入れる

3歳以上の8割の犬が歯周病もしくは、歯周病予備軍!なのです。

子犬のうちから歯みがきに慣れるように訓練しましょう。

歯周病は万病のもと、歯ぐきは腫れて炎症・口臭、やがて歯を失い、全身の病気にかかる原因にもなります。

歯ぐきの炎症で弱っているため、ウイルスが簡単に入り込み感染症を起こすこともあります。

未然に防ぐためにも、歯みがきで歯石がつかないように常日頃から、食べたあとの残りカスをきれいに取りましょう。

オーラルケアで、口の中を清潔な状態を保つことはとても重要です。

定期的に検診に通い健康状態をチェックしてもらう

普段から生活に気をつけていても、病気にかかる可能性はあります。

生き物ですから、ケガや病気をすることはあります。定期的な検診を受けることは病気の早期発見になり、その後の寿命を左右します。

愛犬は体調が悪くても話すことができませんし、飼い主に具合を知られないように隠すこともあります。

トイプードルがかかりやすいと病気について、把握しておくことはとても大切です。

日々の様子を観察することで、愛犬の小さな異変に気づくことができます。

シニア犬になったら、半年に1度の間隔で検診に連れていってあげてくださいね。

ストレスを感じさせない環境作り

とても頭がかしこいトイプードル、ストレスを感じやすいと言われています。

ストレスが溜まりすぎると、嘔吐・下痢・食欲が落ちる症状を引き起こす子もいます。

寂しさや睡眠(運動)不足がストレスの一因になるため、飼い主さんが遊んであげることで解消されます。

時間が短くてもいいので、極力コミュニケーションを取りましょう。

寝ているところを無理に起こさない、あと長時間のお留守番をさせないように気をつけてくださいね。

肥満にならないように予防する

肥満はいろんな病気の原因にもなり、肥満は関節・腰に負担がかかり病気を引き起こし、寿命にも影響があると考えられます。

トイプードルの体重は2～4kgとされていますが、個体それぞれの骨格などで差があります。

適正体重を知ることで、飼い主さんの管理で肥満は必ず予防をすることができます。

まとめ

トイプードルの平均寿命は12～15年と言うことがわかりましたが、寿命を越えて長生きすることもあります。

長く一緒に過ごすには、飼い主さんが愛犬への愛情と健康管理や運動などの生活習慣病に気をつけてあげることです。

愛犬の病気をどれだけ早期でみつけるかでも重要になります。

長い時間を共にするために、健康を維持してあげましょう。

寿命が短い分犬の一生とは早く時をかけていきます。その分、愛情を注いで愛犬と一緒に素敵な人生を送ってくださいね。